「がおろ」第一号発刊に思う
NPO法人 神岡町づくりネットワーク理事長 鈴木進悟
昨年三月県民共同型推進事業「がおろの道」整備事業を提案しNPO法人の立ち上げと同時に行動を始めました。
以来、約一年間大変会員の皆様方にはご協力やご理解を賜り誠にありがとうございました。 また、神岡商工会議所のご理解、ご支援も大変力になりました。
おかげさまをもちまして昨年十月十六日に認証翌十七日に登記を完了し正式に非営利法人神岡・街づくりネットワークができました。
がおろの道は計画通りに、十月二十七日に開通式を迎えることができました。この間の作業に役場の産業振興課からもご理解とご協力をいただき、又会員の皆様方のご協力、土木業界の皆さんのご協力もいただき立派にできあがりました。
たくさんの理解ある寄付金も非常に心強く活動を支えてきました。
ありがとうございました。
私にとって感動的な一年でありました。まだ始まったばかりのNPOです。これからの地方のあり方は、地域住民が自らの発想で地域を変えてゆくことが求められています。そのためにも私たちの活動はもっと重要になってくるとおもわれます。
今後ともよろしくご理解とご協力をお願いします。
わずかな期間の内に国も県も変わってきたことに気づきました。昨年私たちと神岡鉄道、神岡町が一緒になってこれからの町づくり構想を内閣府に提出しましたところ、全国から800余りの提案の中から神岡町が町づくりのケーススタディーとして取り上げられることになり国からの検討委員が神岡町に訪れ生の声を聞かれてゆきました。
この検討委員会でのとりまとめを今度、国の中央にて発表することになっています。
さて、私たちは提案するに当たって、神岡町に何があって何がないのかを良く考えました。
近隣の高山市や古川町、上宝村どれも歴史と文化また、特異な地域性があります。神岡町には何もないのでしょうか、私たちは縁あって香嵐渓(足助町)へ視察へいって参りました。
よく見てくると確かにたくさん人口を抱えた周辺都市がありその人たちが香嵐渓に観光に来るものと思っていましたが実際訪れてみると、実は周辺地域の大都市の人ばかりでなく主に関東や遠くからの観光客が訪れているとの事でした。
何が違うのでしょうか。紅葉時期に140万人もの人々が訪れるその魅力。そこには歴史や町民自らの活動が大きなウエイトを持っていました。香嵐渓の姿は私たちが想像していたよりもスケールも意外なもので神岡の方が自然や環境においても勝るとも劣らないと感じてきました。
私たち神岡町民は長い間鉱山町として潤ってきたことに安閑としてきたのではないでしょうか、その事が観光を主としたもてなしになれていないのも当然であり、普段のもてなしは、客人から直接営利を伴わないことになれて居ます。うちわだけに通じるもてなしではないでしょうか。
昨今、神岡鉱業が坑内閉鎖をし鉱山としての本来の機能から、精錬専門の会社に生まれ変わっていきます。人員もピークの三分の一になり人口減少が町の勢いをなくしています。
人が多ければいいということではありませんが町内行事もままならないことも事実です。いかにこの神岡を活力ある町にすることがとわれています。前町長から交流人口の増大が次の活力となると施策を講じられてきました。
周辺交流人口増大策は講じられてきましたが船津中央区においては交流人口拡大施策を本当に町民自らがそう思って行動をしてきたのでしょうか。
鉱山の設備投資による甘えた構造は変わってこなかったのでは?
今こそ町民意識を変える上にも私たちの具体的提案は、実現に向け一つ一つ着実に行動しなければならないと考えます。さて、…(以下つづく)